生誕地スタッフ 18 名が研修のために、宇和島市吉田町の山下家を訪問しました。山下亀三郎は慶応 3 年生まれ、秋山真之と同い年で、戦前日本第 3 位の山下汽船を創設した実業家です。真之は生涯に亘って親交を深め、大正 7 年 2 月に、療養先の小田原の山下亀三郎別邸で「世話になった、あとを頼む」と言葉を残して息を引き取りました。
山下家は吉田町旧喜佐方村の旧家で、現在の当主山下重蔵氏のご案内で亀三郎の生家や、見事な日本庭園を見学させていただきました。合わせて、「山下亀三郎を偲ぶ会」の清家磯晶氏より地元で生誕 150 年祭が盛大に行われたことなどのお話も伺いました。
このあと県立吉田高校を訪問。同校は山下亀三郎が故郷への恩返しに山下実科女学校を設立した大正 6 年( 1917 )を創立年とし、先日百周年記念式典を終えたばかりの田中伴正校長先生が、校史資料室などをご案内くださいました。
その後、秋山好古揮毫の忠魂碑のある安楽寺や、町内山下公園の銅像、吉田ふれあい国安の郷資料館を訪ねて、真之の盟友だった山下亀三郎の偉業をしのびました。
山下家の日本庭園
ご挨拶をされる山下重蔵氏
町内公園の山下亀三郎翁銅像
吉田高校史料室にて、郷土史家赤松嘉進氏より
「吉田の三傑」の御説明