秋山兄弟生誕地

5月2日(木) 初夏の令月、生誕地も和らぐ三世代

4月30日の天皇陛下の退位の礼、5月1日今上陛下の即位後朝見の儀もつつがなく終わって迎えた5月2日、 東京から小田さん御一家が、山口県の実家田中家の御祖父母様とご一緒に三世代で来訪されました(写真下)。

 お孫さんは、高校1年生と3年生のお姉さん。帰りがけに高1生に感想をうかがいますと、まことに質素な秋山生家なのですが、「荘厳な感じがしました」と言われ、はっとしました。

ふだん秋山兄弟生誕地の来客は日に30人前後のところ、このたびの代替わりの連休には全国から毎日110人前後の方をお迎えし、とりわけ家族連れ、中でも三世代で来訪されたかたをよくお見受けしました。( 10日間の集計上も全来訪者計1130人のうちに中高校生57 、小学生が65人で、その他、真之さんの銅像の側で砂遊びをしたり、歩き始めたばかりの幼児たちも)

  秋山生家の芳名帳を拝見しますと、来訪された方々それぞれの故郷とお名前が、令月の風に記されています。(写真下) 家族連名で書かれた方が多く、その中のお一人は隣に置いてある「対話ノート」に次のように書いておられました。

「『坂の上の雲』から秋山兄弟を知り、やっと訪れることができました。」
「新たな時代が始まり、お二人に恥じぬよう平和な時代にしていきたいと思います。」

列島各地の故郷から来られ、家族連名で記帳された方が多かった芳名帳より (左は対話ノート)

青葉してともに故郷をまもらばや      (編集子)