秋山兄弟生誕地

8月27日(木)  東温市立重信中学校生来訪

松山の母なる川、重信川の中流域東温市立重信中学校から、 2 年生が班別に「松山巡り」にやってきました。
昨年度末2月27日の東雲小来訪以後、 3 月の予定校は中止・ With コロナの時期に入ってから、奇しくもこの日はちょうど半年ぶりの小中学校からの見学です。

 同校としては 2 年生の訪問は、毎年のこと。京都修学旅行での班別自主研修の練習を兼ね、班ごとに市内の史跡や博物館等をいくつか選んで廻る一環です

重信中学校2年3組の第6 班

いち早く来訪した班(上の写真)は、最初の訪問先が当生誕地で、次に訪れた班は、坂の上の雲ミュージアムから回ってきました。どの班も、ここで何かを学ぼうとする真摯な姿勢が印象的でした。最初の班からは
                「秋山兄弟はどういうことをしたのですか?」
と端的に問われ、はたと、考えさせられました。この半年、ふだんは秋山兄弟のことを知り満を持して生誕地を訪ねてこられる大人がほとんどでしたので、今の中学生に一から短くどう伝えたらふさわしいのか、「日露戦争で○○」では、わかりやすいようでいて、かえって兄弟が志してしたことが伝わらないように思われました。

 そこで、二人がそれぞれ、この家を出てから選んだ道で、国を守る使命を果たすため 20 年程その事だけを考えて準備した事と、故郷の青少年のためにしたことを、簡明に伝えました。

  その後 4 人は一緒に、ここであった家族のエピソードを聞き、生家の庭や部屋を、静かに観ていました。
                                                       (ときわ同郷会生記)