秋山兄弟生誕地

11月8日(日) サイクルロゲイニング大会の高校生チーム

愛媛県内では10月後半から新たな患者0が続いていた中、ガードを固めつつ、そろいのユニフォームで元気に現れたのは、第 6 回『坂の上の雲』のまち松山 サイクルロゲイニング大会参加の、松山北高サイクリング同好会チームでした。

参加 44 チーム中、ゼッケン№ 31 番 -3 名の松山北高 A チーム、背中を向けて通過ポイント写真撮影中!

松山北高(長井俊朗校長)は、今年、明治 33 年旧制北予中学創立以来 120 周年を迎え、同好会で制作したそろいのポロシャツの背中のデザインは、「ぶぶし」(同校校訓の「文武心」由来の馬)と秋山好古校長の 120 周年記念特別キャラクターでした。

サイクリング同好会のクロスバイク、秋山兄弟生誕地門前のスペースに

まだ耳慣れない「ロゲイニング」は 1970 年代にオーストラリアで 始まり、愛媛では 10 年前からだそうです。山野に設定された多数のポイントを、地図を頼りに巡る点ではオリエンテーションと共通。

  しかし決まったコースでタイムを競うのではなく、ロゲイニングは、難易度別に得点の違うポイントの巡り方を各チームで戦略を立て、できるだけ高得点を競うスポーツでした。その移動手段に自転車を使うのがサイクルロゲイニング。

 松山で第 6 回目の今大会では、 10 時にスタート、 13 時 30 分にゴール(城山公園堀之内広場)するまで、松山城周辺から松山総合公園周辺の通過ポイント(総得点 1400 点)を 44 チーム 113 名が競ったとのことでした。

数ある通過ポイントの中から、秋山兄弟生誕地を選んできた北高チームの結果は? サイクリング同好会顧問の忽那定範先生(上写真右端)や、同大会の実行委員長さんに伺ったところ、優勝した大人の会社チームや地域チーム(総得点 1000 点越え)には遥かに及ばず、後日やり直し訓練したそうです。

  彼らの訪問では、当生誕地でよくある偶然か必然か、もうひとつ出会い(再会)がありました。ちょうどその日は、愛媛大学教職大学院の遠藤敏朗先生(↑上写真の左端)が、この秋から月 1 回、当生誕地にボランティアに来て下さっている時で、顧問の忽那先生は、 2 年前に遠藤先生の[教育実践開発コース]に現職教員として学んで(当生誕地も見学)以来、久々の対面でした。北高生 3 人も、先輩でもある先生方の再会に交わることができ、感ずるところがあったと思います。

  同校のユニークなHPを開いてみました。サイクリング同好会は「自転車新文化の推進を目指し、自転車の知識(メンテナンス・法規・マナーなど)をプロから学び、…イベントへの参加などを通して、地域の人々との交流を深め、地域の自然や文化を学習し、地域の魅力を発信していこうと思います。」とありました。

 まさに、当秋山兄弟生誕地にとりましても、今回の北高チームより身を以ての「発信」を頂戴しました。新たな文化や御縁の人々との交流を深める事ができ、ありがとうございました。

  全世界での With コロナの時期、県内でも 11 月中旬以降三たび増加する禍にガードしつつ、押したり控えたり、来年に向けてのパワーを蓄える場となるよう、みんなで向かって参りたいと存じます。
                                                   ( ときわ同郷会生 記 )