愛媛での第 72 回国体は、 9.30 の開会式前に既に水泳・弓道等の競技が始まり、いかにも選手団らしい若者達が、競技を終えて道後や松山城などを散策する姿をよく見かけるようになりました。
この日、秋山兄弟生誕地にも、前日の種目で 3 位に入賞した富山チームの指導者が、朝の寸暇をとらえて、来訪されました。そこで兄の騎馬像の作者も、兄弟の魂を伝える今の銅像の鋳造地も、どちらも富山なのですよと案内しますと驚かれ、「鋳造は高岡でしょう!」と誇らしく応じられました。高校の地理の先生でした。(写真A)
また、 13 日には、関東の大学から四国の地質調査のために先ず香川に集合することになっているという日の前日、その大学 3 年生相馬大毅さんが来県されました。かつてドラマ『坂の上の雲』を観てこの機に生家をたずねようと、一足先に一人で来られました。兄弟が、ここに住んでいた時の空気が感じられたと、感想を残してくれました。理科の先生志望だそうです。(写真B)

写真A 富山からの国体競技チーム

写真 B 関東からの地質調査チーム